板茂さんのスピーチ、すごいです
こんにちは。Fingerpost英語教室の武由桂(たけゆか)です。今日は、素晴らしい英語のスピーチをご紹介します。
これは、尊敬する建築家の板茂(ばん しげる)さんがTEDに出演されたときの動画です。スピーキングのお手本として学ぶべき要素がいっぱいで、英語を学習している生徒さんには是非とも視聴していただきたいです。(初心者の方にお勧めのやり方:何度か聞いて理解した後に、字幕なしで聞いてみてください。)
①明快なストーリー(論理の展開)
②信念が伝わる内容
③自然な姿勢、表情、アイコンタクト
④ジョークをまじえる
板茂さんのスピーチは①から④のどの点からみても素晴らしい! 私はこれを聞くと元気になれます。
実は私、小学生に説明するときに、彼らが何秒耐えられるか、時間を図ったことがあります。結果はなんと20秒でした。20秒であくびをしました! 20秒! 早っ(笑、笑) 人は長々と話を聞くのは嫌なのです。では、どうしたら飽きずについてきてくれるのでしょうか。
英語そのものより話の中身
スピーチを聞いているお客さんは、その人の英語がどうであるかについて気にしていません。最近はEnglishesといって、英語が多様化してきています。必ずしも標準英語のようでなくてはならないという考えはもうありません。(ただし、think , sink の th, s right, lightのように r , l などは、しっかり発音するべきでしょう。 英語特有のリズム、アクセントもしっかり学ぶべきです。)本人の努力で、わかりやすく、流暢が英語な話すことはとても大切です。でも本当に大事なのは中身で、お客さんは話の内容や、それを通して見える人となりを理解したいと思っています。
ところがスピーチやプレゼンテーションの力をつけるために、私たち日本人は、とかく英語の流暢さや発音を気にしがちです。でも、そこにこだわりすぎると、「話は長々とできるけど、中身、ないよね? What's the point?」 と返されてしまいます。 せっかく長い時間英語学習を費やしてきたのに、そんな・・・。でもこれ、よくあるケースなんです。
実際、英検のライティングのパターン通りにしか書こうとしない、とか、英語は得意なんだけれども、いざ自由英作文を書くとなると、何を書いていいかわからず、じっとノートを見つめたまま動かないというケースは少なくないです。英語がわからないのではなく、内容が出てこないのです。
その場合は、
①日本語で難しく作ってないか
日本語は大人なみのレベル、英語は中学生のレベルであることに気づくと、日本語で難しく作っても英語にならないことがわかります。
●例えば中学生なら小学生に優しく説明するすもりで
②英語の論理の展開の仕方をもう一度復習してみよう
●意見
理由、例、具体的な説明
と声をかけます。何といっても私自身がそうだったのですから、その生徒達がかわいくて仕方がありません。そして、質問形式でその子の言いたいことを引き出して、マインドマップを作っていきます。
(後ほどFingerpost英語教室の生徒によるマインドマップをご紹介します。)
英語のスピーチ力を育てるために小、中学生でやっておくこと
インプット > アウトプット ⇒ インプット = アウトプット
ニュースや本を読んで、(インプット)内容をまとめてみましょう。そして何がおもしろかったか家族や友達と話をしてみましょう(アウトプット)。インプットしたらアウトプットです。ぜひご家庭でもその環境を作ってみてください。 将来情報を上手に発信する子に育つこと間違いなし!です。
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